見たやつをまとめて

セドリック・ヒメネス「ハッキング・アイ」
少年がカメラをハッキングしまくってテロリストを追い続ける話。映像を何度も巻き戻したりズームしたりといったシーンが印象的。窃視のフェティッシュというより、そのカメラの切り替え、ズームなどを動かすフェティッシュなのかね。
ただ最後少年の窃視の目的が若い正義感だと分かって、ちょっとがっかりした。映像をコラージュして悪趣味なMAD作ったのもちょっと微妙。でもまあそこは良し悪しか。

フランシス・フォード・コッポラ「テトロ」
父殺し、兄弟殺しの話。構造自体はかなりオーソドックスだとは思うが、兄が作家であるということとか作中作とかを考えるともっと興味深いとは思うが、そこまで追いつかなかった。

トーマス・アルフレッドソン裏切りのサーカス
冷戦下のイギリス諜報部の話。かなり渋い。顔と名前が一致しなくて混乱することもあったが、カットの構図がなかなか面白くて映像だけでもあんまり退屈はしなかった。

リドリー・スコット「プロメテウス」
帝王切開のシーンがかなり印象的。グロいのはエイリアンだけじゃない的な。人が造られた意味にそんな興味あるのか、と思ったがそこは舞台が近未来なので。冒頭のムッキムキが薬飲んで死ぬシーンは何だったんだろう。あと最後のいかにもハリウッド的な特攻シーンに違和感があった。