新作映画祭り

ジョー・カーナハン「ザ・グレイ」
狼ハンターのリーアム・ニーソンが狼および自然と戦う話。雪国の狼の恐ろしさ、自然の脅威などはかなり精密に描写されていた。自分の生活っぷりがクソで死のうと思ったが、いざ飛行機が墜落して孤立無援の状況になると、生きようとする。その源泉が、父のマッチョな詩篇の影響、ということらしい。確かに全体的にマッチョな話。

ルイス・ティーグネイビーシールズ
隊員とか銃弾とかは本物らしいが、話はいかにも作り話という感じで、真に迫る感じは言うほどなかった。しかしCIA局員の奪還作戦の緊張感は非常に良かった。偵察の場面が興味深い。あとたまに兵士のヘルメットから撮影された視点になるのだが、これはまんまFPSゲームの影響だろうと思われる。そっちの需要に引き摺られすぎか。

レン・ワイズマントータル・リコール
都市がやっぱり中国モチーフなのは面白かった。あとブリテンとコロニー(オーストラリア)という反対側の二つの都市が舞台なのと、重力反転という要素が面白かった。縦の移動、というシーンが多く描かれていた。どっちのボスも器として微妙なのが引っ掛かったw 偽の妻との擬似三角関係もよかった。