HOMELANDシーズン1見終わった

これでもか、というほどアメリカの父性を巡る話だった(二回目)。アメリカをテロから守ろうとするのが、強くあろうとするあまりヒステリーを起こす女性が主人公という時点でもう示唆的であるが、帰還して英雄視され副大統領に立候補さえしようとしているブロディに恋に落ちてしまうのはやはりそのマッチョさに惹かれてしまったからだろうか。
あと主人公キャリーの偏執っぷりと並行的に描かれるのがブロディの家庭で、彼がテロリストであることを考えればあの家庭の描写はいかにもアメリカ的で彼の二面性が露わになる。一方で諜報員側のキャリーもソールも家族内でトラブルを抱えるという対立もある。
あと気になる箇所はかなりあったが、そういうアメリカ国家がどうこうという見方をしなくても狙撃計画のくだりの緊迫感は素晴らしかったし、ウォーカーをはじめとして面白い雰囲気をした役者が多かった。
近々シーズン2もリリースされるということで。